おひなまつり

本の案内カウンターに座っていたら、常連さんがやってきて
「勝浦のビッグひなまつりに行って来たのよ〜」と
おもむろに携帯をバックから取り出し、次々と写真を見せてくれた。
リクエストカードを書くのもそこそこに、


勝浦市はえらい!!」
「寄贈されたおひなさまでこんなすてきなイベントやって!!」
「経済効果もすごいと思うわ!!」
「ライブラリアンさんも来年行ってみてね!!」


と、まるで勝浦市キャンペーンガール??のように
「ビッグひなまつり」を褒め称えると風のように帰って行った。


私のお雛様はずっとしまいっぱなしだわ。息子達の武者人形と違って
出すのも一苦労。でも親王様だけでも飾ればよかった(遅!)
そうそう、前に京都で買った手のひらサイズのお雛様があったけ。
と、出してみたら案外かわいい。



女の子の孫が生まれたら、お雛様探しが楽しそうだわ。
でもうちの場合、息子たち2人ともそれ以前の問題だわ・・・
そしてそれを口に出すのも嫌がられそう・・・

猫の涙目

 帰宅したら、うちのにゃんこの左目から涙が溢れていた。
ティッシュで拭いても拭いても泉のように流れ落ちる・・・
う〜ん、悲しくて泣いてるわけじゃあ、なさそうだし、痛そうでもないけど、
どうしようかと考えてたら、ちょうど歯医者に行ってた主人が、ほっぺを
押さえながら帰宅した。


麻酔が効かなくて、どれだけ痛かったかを訴えているのにも、耳を貸さず、
愛猫の状態を訴え(これって老夫婦がチグハグな会話をしているのと一緒か?)
「自分で運転して行けよ〜」と愚痴る夫を運転席に押し込み、
愛猫といっしょにペットクリニックへ。


結局、結膜炎だということで目薬をもらい帰宅した。
次の日には左目の涙も止まり、ほっと一息。
猫も現金なもので、涙目の時はおとなしく目薬をさされてたのが
具合がよくなると抵抗するわするわ、冷蔵庫から目薬を出しただけで
逃げるわ、無理に抱っこした私のスラックスは猫の爪でささくれだつわで、
もうたいへん・・・


歯の痛みが癒え、冷ややかな目でそれを見ていた夫は、
「僕の歯医者代の6倍もする目薬をさすのもたいへんだねぇ。」
と、全く私の胸に刺さらない嫌味?をつぶやいていた。



当のにゃんこもそんなつぶやきには目を隠し、ゆっくりおやすみ。
子どもに相手にされなくなったら、ペットに愛情を注ぐっていう気持ち、
ちょっとわかるかも・・・

ルドン展〜グラン・ブーケ〜

 学生時代の友人Eちゃんと十数年ぶりに再開。
サークルの先輩のお嫁さんになったEちゃんは、学生時代、
私と同じアパートの3階に住んでいて、昔から物静かで料理上手な
女子でした。




Eちゃんの発案で三菱一号館美術館でルドン展を鑑賞。
オディロン・ルドン」は19世紀末に活躍したフランスの画家。
(私、知らなかったんですけどね)
見どころは、三菱一号館美術館が新規収蔵したパステル画
「グラン・ブーケ」(248.3×162.9)




この作品は、ブルゴーニュ地方にあるドムシー男爵の城館の
食堂を飾っていた16点の壁画の内の1点で、110年間、お城で
眠り続けていたそうです。残りの15点は、相続税の物納で
お国のものとなり、オルセー美術館のコレクションになった
とのこと。薄暗い部屋の中に浮かびあがる青い花瓶の大きな
花束に魅せられて、フランスの古城に思いを馳せちゃった。


その後、「Café 1894」でディナー。
三菱一号館美術館は、英国人ジョサイア・コンドル設計の建物で、
このカフェは、明治期には銀行の営業窓口として使われていた
フロアで、とても開放感のある空間でした。



なんか写メが暗くて残念。グラン・ブーケにちなんだ
プレートでした。
帰りにEちゃんお手製のチーズケーキをお土産にもらい大満足!!
Eちゃん!美味しかったよ♡♡♡

日比谷図書文化館を見学

忙しいと言いつつ、千代田区立日比谷図書文化館に行って来た。
都立日比谷図書館千代田区が譲り受けて、昨年11月4日に開館した
図書館機能と博物館機能を併せ持つ施設。



警備員さんの前を通り、1階は博物館エリア。
この警備員さんから「こんにちは」と挨拶されたんだけど、
それがとても感じよくて、思わず立ち止まって挨拶を返しちゃった。


2.3階が図書フロア
 パープル・ゾーン・・・新聞雑誌、まちづくり
 オレンジ・ゾーン・・・ビジネス・キャリアデザイン
 ブルー・ゾーン ・・・アート、文学、カルチャー
 グリーン・ゾーン・・・科学技術、ライフスタイル

私のように、NDCにどっぷり使っていると本を探しにくい。
読みたい本が決まってなくて、そう、ウインドウショッピング
のような気持ちでこの図書館にくると楽しいのかも。
展示もたくさんしてあって興味深い。


ただ、並んでいる本はみんな古い印象を受けた。
都立日比谷図書館の蔵書を引き継いだことを特色にしているらしい。


4階の特別研究室がすごい。
古くて貴重な資料がぎっしり。それも利用者がそのまま手に
取れるようになっている。「いいんですか?」と聞いたら
「大事に取っておいても朽ち果てるのはいっしょですから・・・」
とおおらか。
奥には特別研究席があって2時間300円。
ここで16世紀頃の航海記でも開いたら、素敵な時間を過ごせそう。


地下のレストランも図書館併設食堂と思っちゃだめ。
このレストラン「ライブラリーダイニング日比谷」は丸善がプロデュースの
本が読める落ち着いた大人の空間。オムライスは卵とろとろでG00D!
ちょっとひとりでは写メを撮りづらくて写真がなくて残念↓↓↓

「万葉集」 最後の歌

 先週の月曜日に降った雪がまだ残っている。



今月は、仕事が忙しく忙しくて、なんだか調子が良くなかった。
その上、あの雪でなんだか余計気分が落ちてたんだけど、
先日カウンターで、利用者から「お正月も降りましたよね。万葉集
最終歌を思い出しました。良い年になるといいですね。」と言われた。
(うん?元旦に雪❆降ったけ?)と思いつつ「そうですね。」と
貸出した後、万葉集を借りて帰宅した。


  新しき 年の始めの初春の

   今日降る雪の いや重け吉事  巻20-4516 大伴家持


新春の今日、しんしんと降る雪が積もっていくように
いっそう良いことが重なってゆけ・・・


この時、家持は(左遷人事?)因幡に国守として赴任している。
因幡の人たちを前にして家持は、国守として心から願った歌なんだろうな。


この歌のように、今年の秋は東北の地が豊作になりますように。



うちの愛猫は本が好き?
いえいえ、本から何かいい匂いでもする?ちょっと和むゎ〜

ウイーン・フォルクスオーパー交響楽団

 ニューイヤー・コンサートに行って来た。



新春にふさわしく、かろやかで素敵なコンサートだった。
プログラムが終わった後、指揮者のオーラ・ルードナー氏から、
通訳を通して、今回の日本を襲った不幸に対してのお見舞いの言葉を
もらった。私なんて停電と断水くらいで、大した被害を受けたわけじゃ
ないのに、その言葉が身に沁み、心がウルウルしてしまった。


そして、ルードナー氏みずからのバイオリン演奏にびっくり!!
プログラムを見たら、ウイーン交響楽団などでコンマスをつとめていたと
あったので納得。モンタゼーリとロストのデュオにも酔いました。
アンコールの最後に、シュトラウスラデツキー行進曲で盛り上がり、
フォルクスオーパーのみなさんと一体になった感じで幕が閉じた。
バレエも楽しめ、温かく趣向を凝らしたコンサートだった。
ぜひまた、ルードナー氏のコンサートに足を運びたい。



夜は、シンフォニーモデルナに乗船し、東京湾クルーズを楽しんだ。
これで、お正月はオ・ワ・リ。明日からお仕事頑張るわ!!

舞い降りてきた「ケイコ・リー」

 あけましておめでとうございます。
食べ物の写真はできるだけ撮るようにしてたのに「おせち」の写真を
撮り忘れた。残念…


両親を誘って、地元の日本料理店にファミリー忘年会をしに行った時も
すっかり撮り忘れた…
好き嫌いの多い長男が、その懐石を二男に搾取されることなく全てを完食し、
「今度、友達と来よう」と呟くほど気にいったのに、忘れた…




穴があったら入りたい私の代わりに愛猫が…入ってくれました。


昨年のクリスマスには、ケイコ・リーのディナーショーが突然舞い降りてきた。
ママ友がご主人にドタキャンされ、ピンチヒッターでいい思いをさせて
もらっちゃった。超ラッキー☆




ケイコ・リーさんは、01年日産ステージアCMソング「ウィ・ウィル・ロック・ユー」
が大ヒット、ブレイクしたそうで、スイングジャーナル誌の女性ヴォーカル部門では
09年まで13年連続で1位となっているんですって♪



ジャズはあまり聞いてこなかったんだけど、これを機会に図書館でCDを借りてみよう。